クセの強い生ローヤルゼリーをおいしくする方法
生ローヤルゼリーとは、ミツバチが作り出したローヤルゼリーをろ過して、不純物を取り出しただけの状態のものです。白っぽいクリーム状の物質でほのかな乳製品のような香りがありますが、舐めてみるとピリッとした刺激と酸味があります。そのため、人によって好き嫌いが分かれがちです。ですが、生ローヤルゼリーは工夫次第で美味しく摂取することもできるのです。
生ローヤルゼリーの特徴
ローヤルゼリーには、サプリメントやドリンクなどの商品がありますが、生ローヤルゼリーは多くの場合無添加で、自然そのままの状態を楽しめる食品です。ビタミン・ミネラル・アミノ酸など40種類以上もの栄養素が含まれていることから「天然の栄養剤」とも呼ばれます。そのため、オーガニック志向の方から支持されています。
独特のピリッとした刺激は、ローヤルゼリーに含まれている特有成分「デセン酸」によるものです。デセン酸は女性ホルモンの「エストロゲン」と同じような構造・働きを持つことから、更年期障害による心身の不調の改善に役立つことが報告されています。
生ローヤルゼリーを美味しく飲むには?
生ローヤルゼリーを摂取する際は、舌の下に10分~15分ほど置いておくと、血管に栄養成分が吸収されやすく効率的に摂取できる、といわれています。しかし、刺激や酸味があるためストレートで飲むには抵抗があるという方も多いものです。そこで、他の食品に混ぜることで刺激や酸味を薄めてしまうという方法があります。
ヨーグルトやハチミツに混ぜる
生ローヤルゼリーをヨーグルトや甘いハチミツに混ぜることで、独特の酸味や刺激を薄めて美味しく摂取することができます。ヨーグルトに混ぜることで、とろりとした生ローヤルゼリーがよく溶け込み、味も風味も分からなくしてしまうことができるのです。また、ヨーグルトには腸内の善玉菌となる「ビフィズス菌」が含まれています。ローヤルゼリーは消化器官の働きに関わっている自律神経の働きを良くする作用があるため、整腸作用も期待できるのです。
ローヤルゼリーと自律神経の関係について、もっと詳しく知りたい方
凍らせてシャーベットにする
生ローヤルゼリーを凍らせると、酸味や刺激が薄くなり食べやすくすることができます。ただし、ローヤルゼリーだけではシャーベットとして量が少な過ぎるため、市販のシャーベットに混ぜてしまうのも良いでしょう。シャーベットに混ぜる際は、中央部を少しへこませて全体にかき混ぜるようにすると、うまく混ぜることができます。
市販のカプセルに入れて飲む
市販の空のカプセルに入れて摂取すると、水と一緒に飲むだけなので風味を感じずに摂取しやすくなります。ただし、薬を飲んでいるような感覚になるので、少し物足りなく感じてしまうかもしれません。
生ローヤルゼリーを扱うときの注意点
生ローヤルゼリーを扱うときは、金属製のスプーンを使わないようにしましょう。金属が触れるとローヤルゼリーが酸化してしまい、栄養成分が損なわれてしまう可能性があるためです。メーカーによっては添付のプラスチックスプーンが付いてくる場合があるので、そちらを使うようにしましょう。その他、木製のスプーンもおすすめです。
また、生ローヤルゼリーは熱に弱い生鮮食品です。温かい飲み物に混ぜると成分が変性し、健康効果が損なわれてしまう可能性があります。ホットミルクやホットココアに混ぜるのは控えておきましょう。
まとめ
生ローヤルゼリーは、ビタミン・ミネラル・アミノ酸などの栄養素を含んだ健康食品です。しかし、酸味や刺激など独特の風味があるため、同じミツバチの作ったものでもハチミツのような甘みはありません。ストレートでは飲みにくいため、ヨーグルトやハチミツ・シャーベットなどに混ぜて飲むと、風味が軽くなるのでおすすめです。
ローヤルゼリーは継続的に摂取することでより健康効果が高まる食品です。お好みのヨーグルトやジュースに混ぜて、毎日の健康習慣として楽しんでみてください。