ローヤルゼリーで体臭を改善する

体臭の原因とは？

体臭の主な原因として、汗に含まれる酸化した皮脂（過酸化脂質）が、皮膚の表面に存在する皮膚常在菌によって分解されることで、臭いが発生することが挙げられます。また、ストレスや睡眠不足によって腸内環境が悪化し、便秘がちになることで長時間腸内に留まった便の臭いが毛穴や口から出てきてしまう、という場合もあります。

体臭を予防・改善するには、腸内環境を改善したり、過酸化脂質の生成を抑えるため抗酸化作用のある食品を積極的に摂取することが大切です。

ローヤルゼリーの体臭改善効果

ローヤルゼリーとは、ミツバチが食べた花粉や花の蜜を体内で消化・分解し、頭部にある咽頭腺という器官から分泌した、乳白色のクリーム状の食品です。三大栄養素（糖質・脂質・タンパク質）をはじめ、ミネラル・ビタミン・アミノ酸・自律神経の改善に働きかける「コリン」など、実に40種類以上の栄養素が含まれています。ローヤルゼリーを継続的に摂取し続けることで、自律神経を改善したり、脂質の酸化を抑制するなど、体の内側から体臭改善に働きかけてくれるのです。

自律神経のバランスを整える

詳しい情報: 自律神経は、体温調節や消化・排泄などの活動を正常に保つ役割を持ち、胃や腸といった消化器官の働きを支配しています。血管を収縮させて体を活動的にする「交感神経」と、血管を拡張して体をリラックスさせる「副交感神経」の2つがバランス良く機能することで成り立っています。しかし、刺激やストレスの多い現代人の生活は、体を緊張させる交感神経が活発になりがちで、便秘などの腸内トラブルが起きやすくなっているのです。

ローヤルゼリーに含まれるコリンは、体内で神経伝達物質「アセチルコリン」を作り出す働きがあります。アセチルコリンは、脳の視床下部にある自律神経の司令塔「間脳」に働きかけ、体を落ち着かせる副交感神経を活性化させる働きがあります。ローヤルゼリーを習慣的に摂取することで、自律神経のバランスを改善して消化器官の働きを正常に保ち、体臭の原因となる便秘を予防・改善することができるのです。

抗酸化作用で過酸化脂質の生成を抑える

詳しい情報: 血液中には、食品から摂取した糖質や脂質・タンパク質といった栄養素が存在しています。しかし、ストレスや睡眠不足・過度な喫煙といった習慣が続くと、体を酸化させる活性酸素が血液中で増えてきます。

活性酸素自体は、白血球と協力して外部から侵入したウイルスや細菌を退治する働きを持つなど、本来は体にとって必要な物質です。しかし、過剰に増えた活性酸素は脂質と結び付いて過酸化脂質を生成します。過酸化脂質は肌の老化の原因となったり、皮膚常在菌に分解されて臭い成分「ノネナール」となり、脂臭い体臭の原因となってしまうのです。

ローヤルゼリーのタンパク質は、抗酸化作用が認められています。茨城大学農学部食品機能学研究室・米倉政実教授の平成15年度報告では「ローヤルゼリーから得られたペプチド（タンパク質を小さく分解したもの）には強い抗酸化性がある。ヒトの培養細胞を用いた実験で、このペプチドが活性酸素により引き起こされる細胞死を防ぎ、細胞の生存率を上げることを発見した。」としています。ローヤルゼリーの抗酸化作用で、過酸化脂質の生成を抑制し、体臭の予防・改善が期待できるのです。

代謝をアップして疲労を回復

詳しい情報: ストレスや睡眠不足で体に疲労が蓄積すると、ツンとした臭いの「疲労臭」が現れる場合があります。疲労臭の原因は、体内で生成されたアンモニアです。通常であればアンモニアは肝臓で分解されるため、体内に蓄積することはありません。しかし、疲労により肝臓の働きが低下した状態だと、肝臓で分解しきれなかったアンモニアが血液に乗って、毛穴から出る汗や皮脂に含まれてしまいます。これがツンとした臭いの疲労臭につながるのです。

疲労回復に効果的な栄養素としてビタミンB群が挙げられます。ビタミンB群は、食品から摂取した糖質・脂質・タンパク質を、エネルギーとして代謝する働きをスムーズにしてくれます。そのため、エネルギー代謝に欠かせないビタミンとして知られます。ローヤルゼリーには、ビタミンB群に属する8種類の成分（ビタミンB1・B2・B6・B12・葉酸・ナイアシン・パントテン酸・ビオチン）が全て含まれており、ビタミンB群の補給にはうってつけの食品です。ローヤルゼリーを継続的に摂取することで、ビタミンB群をバランス良く摂取し、疲労臭の予防・改善に役立てることができるのです。

また、既に疲労臭が現れている場合は、念のため内科・肝臓内科にて肝臓の検査を受けるようにしましょう。