ローヤルゼリーに含まれるミネラル
ローヤルゼリーには多くのミネラルが含まれる
ミツバチの作り出した健康食品・ローヤルゼリーには、糖質・タンパク質・脂質のほか、ミネラルやビタミンなどおよそ四十種類もの栄養素が含まれています。ミネラルでは、八種類のミネラル(カルシウム・マグネシウム・リン・カリウム・マンガン・鉄・銅・亜鉛)が含まれています。ミネラルの必要量は少ないものの、不足すると体の調子が上がらなかったり、疲労感を感じやすくなります。
ローヤルゼリーに含まれるミネラルの効果
ローヤルゼリーに含まれる八種類のミネラルは、エネルギーの代謝・皮膚や粘膜の健康維持・血液の生成などに関わっています。特にカリウム・マグネシウム・カルシウムなど、不足しがちなミネラルの含有量が高くなっているのが特徴です。
カルシウム
カルシウムは骨や歯を構成しているミネラルです。また、出血した際に血液を凝固させる作用やストレスを和らげる効果もあります。
カルシウムは吸収率が悪いため、不足しがちなミネラルとして知られます。摂り過ぎた場合も過剰分が便として排泄されてしまうので、摂り過ぎの心配はまずありません。
マグネシウム
マグネシウムはカルシウムやリンと共に骨や歯を構成しているミネラルです。300種類もの酵素を活性化させるミネラルとしても知られ、エネルギーの代謝や神経伝達の働きをサポートしています。マグネシウムの働きによって、骨を丈夫にする・高血圧を予防する・精神を安定させる、といった効果が期待できます。
リン
リンはカルシウム・マグネシウムと共に骨や歯を構成しているミネラルです。その他にも細胞膜を構成する働きがあり、筋肉・神経・脳・肝臓など全身のあらゆる細胞にリンが存在しています。
リンはインスタント食品の添加物としてもよく使用され、カルシウムやマグネシウムよりも多く摂取しがちなミネラルです。ローヤルゼリーであればリン・カルシウム・マグネシウムをバランス良く含んでいるため、リンの過剰摂取には至りません。
カリウム
カリウムはナトリウム(塩分)による血圧の上昇を抑制する効果があります。カリウムの摂取によって、高血圧の予防・むくみの改善が期待できます。
また尿として排出されやすいことから、利尿作用のあるアルコールやコーヒーを多く飲む方は不足しやすくなります。そのためカリウムが通常の食生活で過剰になることはまずありません。
マンガン
マンガンは代謝に関わる酵素の構成成分となり、さまざまな酵素を活性化させる働きがあります。特に糖質や脂質のエネルギー代謝をサポートし、疲労回復に効果的です。またマンガンは糖を代謝するインスリンの働きを高め、血糖値を下げる効果があります。マンガンの摂取により血糖値の上昇を予防したり、疲労回復が期待できるのです。
鉄
鉄は赤血球内のヘモグロビンの構成材料になります。また、血液中で酸素の運搬に関わったり、筋肉中に酸素を取り込む働きがあります。鉄の摂取によって、貧血の予防や疲労回復に効果的です。そして鉄は吸収率が悪く不足しがちなミネラルとしても知られます。
銅
銅はタンパク質と結び付いて鉄の吸収を高める効果があります。また抗酸化作用を持っており、体内の抗酸化酵素の働きを助けて活性酸素を除去してくれます。そのため貧血の予防や血管・肌の酸化ストレスを軽減する効果が期待できます。
亜鉛
亜鉛は細胞の新陳代謝を進める酵素を作る働きがあり、皮膚や粘膜の健康維持、毛髪の成長に関係しています。
また、亜鉛は味覚を正常に保つために必要なミネラルです。私たちが食べた物の味は、舌にある味蕾(みらい)という器官で感じ取っています。味蕾は日々新陳代謝が行われており、亜鉛はこの味蕾の新陳代謝を促してくれるのです。
ローヤルゼリーの効果的な摂取法は?
ミネラルは尿として排出されやすいため、ローヤルゼリーの摂取を朝と夕方の二回に分けると良いでしょう。適切な摂取量は、生のローヤルゼリーを朝と夕方に1~2gずつ(ティースプーンの半分くらい)です。朝食後と夕食後に摂取するなど、日々の習慣にできると良いでしょう。
まとめ
ローヤルゼリーには八種類のミネラルがバランス良く含まれています。代謝機能を助けることにより、疲労回復・美肌効果・造血作用などが期待できます。
普段の食事に加えてローヤルゼリーを摂取することは、健康維持に大きなプラスになるでしょう。