ローヤルゼリーで中性脂肪値を改善する

運動不足や脂質の多い食生活が長期間続くと、体内の中性脂肪値やコレステロール値が増加し、脂質異常症をはじめとする生活習慣病を引き寄せる可能性があります。ミツバチの作り出す健康食品・ローヤルゼリーには、中性脂肪の燃焼を促す作用があります。食生活の見直しと適度な運動に加えてローヤルゼリーを摂取することで、より効率的に中性脂肪値を減らす効果が期待できるのです。

中性脂肪とは？

詳しい情報: 中性脂肪と聞くと不健康なイメージを持たれがちですが、必ずしも悪い物ではありません。エネルギー源として使用されたり、臓器の維持にも関わっているため、体にとって必要な物質です。

中性脂肪は脂質からできていると思われがちですが、炭水化物とタンパク質も、主に肝臓で合成されることで中性脂肪となります。肝臓で合成された中性脂肪は血液中を流れ、必要な分はエネルギー源として消費されますが、余分な中性脂肪は血液中に蓄積されたり、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられるのです。

血液中の中性脂肪値が高いということは、血液中を流れている脂肪分が多いということです。慢性的に中性脂肪値が高い状態を脂質異常症と呼び、血液の流れを悪化させる要因になります。脂質異常症には自覚症状が無いため、知らないうちに進行し、動脈硬化につながる可能性も出てくるのです。

ローヤルゼリーは中性脂肪の燃焼を促す

ローヤルゼリーは、3大栄養素（炭水化物・脂質・タンパク質）をバランス良く含むほか、アミノ酸・ビタミン・ミネラルや、脂肪酸の1種であるデセン酸が含まれています。特にデセン酸は、天然成分ではローヤルゼリーからしか見つかっていないため、ローヤルゼリーの特有成分といわれます。このように、ローヤルゼリーは極めて栄養価が高いことから「天然の栄養剤」ともいわれ、プロテインや栄養ドリンクの原料にも使用されているのです。

また、ローヤルゼリーに含まれる栄養素の働きで、中性脂肪の蓄積を抑制する効果が期待できるのです。

ビタミンB群

成分情報: ローヤルゼリーには、ビタミンB群に属している8種類（ビタミンB1・B2・B6・B12・葉酸・パントテン酸・ナイアシン・ビオチン）が全て含まれています。ビタミンB群は「代謝のビタミン」ともいわれ、炭水化物・脂質・タンパク質のエネルギー代謝を効率的にし、中性脂肪の燃焼を促してくれる働きがあるのです。

ビタミンB群は、それぞれが支え合って代謝機能に働きかけているため、8種類をバランス良く摂取することが大切です。ローヤルゼリーは、全てのビタミンB群をバランス良く含んでいるため、代謝機能を改善し中性脂肪の燃焼をスムーズにしてくれるのです。

ミネラル

成分情報: ローヤルゼリーには、多くのミネラル（カルシウム・カリウム・リン・マグネシウム・マンガン・鉄分・銅・亜鉛）が含まれています。ミネラルは、歯や骨・血液の構成材料となったり、新陳代謝を正常に保つなどの働きがあります。特にマグネシウムは、血液中の中性脂肪値の上昇を抑える作用があるため、中性脂肪対策に重要なミネラルです。また亜鉛は、中性脂肪をコントロールする肝臓の機能をサポートしているため、血液中の中性脂肪値を正常に保つ作用があります。

ミネラルは、体内で合成することができないため、食品から摂取する必要があります。ローヤルゼリーには多くのミネラルがバランス良く含まれるため、ミネラル不足による中性脂肪値の上昇を防ぐ効果が期待できるのです。

コレステロール値の改善にもローヤルゼリー

血液中の脂質には、中性脂肪のほか善玉コレステロール（HDL）と悪玉コレステロール（LDL）が含まれています。LDLは、全身の血液中を巡って細胞やホルモンの材料として使用されます。一方、HDLは血液中の余分なLDLを回収し、肝臓に持ち帰って代謝する働きを持っています。脂質や糖分に偏った食生活が長期間続くと、血液中のLDLや中性脂肪値が増加してHDLが減少します。その結果、脂質異常症を招いてしまう可能性が出てくるのです。

ローヤルゼリーに含まれるデセン酸は、女性ホルモンであるエストロゲンと同じ作用を示します。これは、デセン酸の構造がエストロゲンと類似しており、体内のエストロゲン受容体と反応するためです。エストロゲンは、血液中の脂質の代謝を正常にする働きがあり、LDLの増加を抑制してHDLを増加しやすくする作用があります。

LDLと中性脂肪は量的に相関関係があるとされ、LDLが増えると中性脂肪値も上昇しやすくなるとされています。そのため、ローヤルゼリーを摂取することで血液中の脂質のバランスを保ち、脂質異常症の予防に効果が期待できるのです。