ローヤルゼリーの一日あたりの摂取目安量とは
ミツバチの作り出したローヤルゼリーは、健康食品として世界中で愛されています。その効能は多岐にわたり、疲労回復・アンチエイジング・高血圧をはじめとする生活習慣病の予防などが挙げられます。ローヤルゼリーは毎日コツコツと飲むことで徐々に効果が発揮されるものですが、1日にどれくらいの量を摂取すれば良いのか、という決まりはあるのでしょうか?
1日にどれくらい飲めば良いの?
ローヤルゼリーは、市販の栄養剤にも配合されるなど、医薬品や漢方のようなイメージを持たれがちですが、あくまでも豊富な栄養素を含んだ健康食品です。ビタミンB群・ミネラル・アミノ酸・その他ローヤルゼリーの特有成分など、実に40種類以上もの栄養素が含まれています。
ローヤルゼリーには、自然のままの状態の「生ローヤルゼリー」だけでなく、サプリメントやドリンクなどさまざまなバリエーションがあります。そして、それぞれのタイプに1日の摂取量の目安があるのです。
生ローヤルゼリーの目安量
一般的にローヤルゼリーといえば、ミツバチが作り出したものをろ過して不純物を取り出しただけの状態である生ローヤルゼリーのことを指します。生ローヤルゼリーは、白っぽいとろりとしたクリーム状の物質で、舐めてみるとピリッとした刺激と酸味が感じられます。
(公財)日本健康・栄養食品協会では、1日の摂取量の目安を500mg~3000mgとしています。これは、ちょうどティースプーン1杯ほどの量です。商品によっては、添付のプラスチック製スプーンが付いてくる場合もあるので、そちらを使用されると良いでしょう。生ローヤルゼリーに含まれるビタミンやミネラルは、多く摂っても体外に排出されてしまいます。そのため、目安量以上に摂っても特に健康上の問題はないとされています。
サプリメントやドリンクの目安量
サプリメントやドリンクになったローヤルゼリーには、生ローヤルゼリーから水分を飛ばした乾燥ローヤルゼリーが使用されています。そのため、多くの商品では、パッケージや製品紹介ページに「生ローヤルゼリー換算値~mg」と明記されています。サプリメントであれば1日に3~6粒ほど、100mlくらいのドリンクであれば1日に1本など、商品によって目安量が決められているため、その量を守るようにしましょう。
また、サプリメントやドリンクは、人工的に亜鉛などのミネラルや漢方薬を添加した商品もあります。一例を挙げると、亜鉛を摂り過ぎた場合、ミネラルの一種である銅の吸収を阻害するなどの副作用が現れる可能性があります。そのため、生ローヤルゼリーとは異なり、商品ごとの摂取目安量は必ず守るように注意しましょう。
必要以上に摂ると問題はあるの?
生ローヤルゼリーであっても、飲み過ぎることでお腹がゆるくなるという場合があります。また、ローヤルゼリーに含まれるコリンには胃酸の分泌を促す作用があるため、空腹のときに多く摂取すると胃もたれや胸やけといった不快症状が現れる可能性もあります。
ローヤルゼリーを摂り過ぎた場合について、もっと詳しく知りたい方
まとめ
ミツバチの作り出したローヤルゼリーは、ビタミン・ミネラル・アミノ酸など豊富な栄養素を摂取できる優れた健康食品です。1日の摂取量には目安があり、生ローヤルゼリーであればティースプーン1杯程(500mg~3000mg)です。また、サプリメントやドリンクには、ローヤルゼリーだけでなくミネラルや漢方が配合されていることがあるため、商品に記載された目安量は必ず守るようにしましょう。
ローヤルゼリーは、ピリッとした独特な刺激があるため、初めて飲んだ方は驚くかもしれません。まずは少量から試してみて、慣れてきたら体調を見ながら目安量の範囲内で、飲みやすい量を決めていくと良いでしょう。