ローヤルゼリーでぐっすり眠る
人生のおよそ3分の1が睡眠時間である、といわれるように睡眠は私たちの健康と切っても切り離せないものです。睡眠不足が続くと、高血圧や高血糖のリスクが高まるなど、さまざまな疾患を引き寄せる原因となってしまいます。特にストレス社会と呼ばれる現代では、睡眠不足で健康を損なっている人が多くなっているのです。ミツバチの作り出す健康食品・ローヤルゼリーには、睡眠の質を上げる効果が認められています。
睡眠の仕組みとは?
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人の睡眠は「レム睡眠(脳は起きているが体は眠っている状態)」と「ノンレム睡眠(脳も体も眠っている状態)」の2種類があります。この2つの状態が、およそ90分間隔で繰り返されているのです。一般的に夢を見ているのはレム睡眠のときです。レム睡眠であれば外部からの刺激(体を揺さぶるなど)で目が覚めることもありますが、ノンレム睡眠ではより深く眠っているため目覚めることはほとんどありません。
質の良い睡眠とは、いかに深いノンレム睡眠を獲得できるかで決まります。最も深いノンレム睡眠は、入眠直後にやってきます。しかし、ストレスや不規則な食生活などで自律神経のバランスが崩れているとノンレム睡眠が浅くなり、十分な睡眠時間を確保しても疲れが取れないということがあります。
睡眠の質を上げるには?
ヒトは、ノンレム睡眠中に成長ホルモンが最大限に分泌され、筋肉や神経・肌の新陳代謝が進み、イキイキと活動できるようになるのです。
- 自律神経について
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深いノンレム睡眠を獲得するには、自律神経のバランスが保たれていることが重要になります。自律神経とは、呼吸・体温調節・胃腸の働きを健康に保つなど、体内の生命活動を維持している重要な神経です。血管を収縮して体を活動的にするなど、日中に活発になる「交感神経」と、血管を拡張させて血行を良くし、体をリラックスさせる「副交感神経」の2つで成り立っています。しかし、ストレスや過剰な飲酒・喫煙といった生活習慣は、自律神経のうち体を緊張状態にする交感神経を過度に刺激し、睡眠前になっても興奮状態が続くことになります。そのためスムーズな入眠が困難になり、ノンレム睡眠が浅くなるなど、睡眠の質の低下につながってしまうのです。質の良い睡眠を獲得するには、ストレス発散法を見つけたり、食習慣の見直しを行い自律神経のバランスを整えることが大切になります。
- メラトニン・セロトニンについて
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また、睡眠を深くするホルモンである「メラトニン」の分泌が、睡眠の質に関わっています。メラトニンは、脳の中央付近にある「松果体」という小さな器官で生成されているホルモンです。そして、メラトニンの分泌を活性化してくれるのが、「幸せホルモン」として知られる「セロトニン」です。セロトニンとは、精神を安定させる作用のあるホルモンです。質の良い睡眠を獲得するには、セロトニンの材料となるアミノ酸やビタミンを含んだ食品を摂取することも大切になるのです。
ローヤルゼリーは睡眠の質を上げる栄養素が豊富
ローヤルゼリーとは、ミツバチが花粉を食べて体内で消化・分解し、頭部にある咽頭腺と呼ばれる器官から分泌してできた物質です。白っぽいヨーグルト状の物質ですが、独特のピリッとした刺激と酸味があります。自然界では、蜂の群れの中でただ1匹しか存在しない女王蜂だけが食べる栄養豊富な特別食です。ハチミツに比べて採取量が少なく、いわば女王蜂に捧げられる宮廷料理のようなものだといえるでしょう。
ローヤルゼリーには、自律神経のバランスを改善する「コリン」、セロトニンのもととなるビタミンやアミノ酸が含まれています。また、神経の興奮を抑えて精神を落ち着かせる効果のあるミネラルも豊富に含まれています。そのため、ローヤルゼリーを継続して摂取することで、睡眠の質をアップさせる効果が期待できるのです。
アミノ酸
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アミノ酸とは、筋肉や髪の毛・神経を構成しているタンパク質のもととなる成分です。つまり、これらの体組織はもとを辿ればアミノ酸で出来ているといえます。ヒトの体を構成するタンパク質は20種類のアミノ酸の組み合わせで出来ていますが、そのうち9種類は体内で合成することができず「必須アミノ酸」と呼ばれます。ローヤルゼリーには、9種類の必須アミノ酸が全て含まれているほか、体を構成する20種類のアミノ酸のほぼ全てが含まれています。そのため、アミノ酸の含有量を評価する「アミノ酸スコア」では、100満点となっているのです。
必須アミノ酸のうちの1種「トリプトファン」は、セロトニンを作る材料となります。また味の素株式会社が行った実験では、「被験者に、アミノ酸の1種・グリシンを寝る前に摂取してもらったところ、ノンレム睡眠の最も深いステージに速やかに到達し、睡眠が安定化することで深い睡眠の時間がより多くなった。」という結果が出ています。
ローヤルゼリーを継続的に摂取することで、睡眠の質の向上に役立つアミノ酸を日々補給することができるのです。
ビタミンB群
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ローヤルゼリーは、ビタミンの中でもビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は「代謝のビタミン」として知られ、食物から摂取した糖質・脂質・タンパク質を効率的にエネルギーに変えてくれるのです。
ビタミンB群が不足していると、糖質がうまく代謝されないため血糖値が下がりにくくなります。血糖値が高い状態で眠ると、睡眠中に体を修復する成長ホルモンの分泌が抑制され、睡眠の質の低下につながる可能性が出てくるのです。そのためビタミンB群をバランス良く摂取したり、入眠の3時間前からは糖質の多い食品(炭水化物、お菓子など)は口にしないことが、質の良い睡眠を得るうえで重要になります。
ビタミンB群のうちビタミンB6は、トリプトファンとともにセロトニンを作り出す材料となります。また、ビタミンB2は、神経の興奮を抑える作用があり、スムーズな入眠を助けてくれる効果があります。
ミネラル
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ミネラルは、全身の新陳代謝のために働く「酵素」の働きをサポートしてくれる効果のある栄養素です。体内では合成することができないため、食品から摂取する必要があります。ローヤルゼリーには8種類のミネラル(カルシウム・カリウム・リン・マグネシウム・マンガン・鉄分・銅・亜鉛)が含まれているのです。
ミネラルのうちマグネシウムは、メラトニンの分泌を活性化する作用があり、睡眠の質の向上に働きかけてくれます。また、近年の研究でカルシウムが睡眠の質を向上させる効果があることが発見されました。東京大学と理化学研究所の研究グループが行った調査では「マウスの脳を高解像度で観察したところ、脳の神経細胞にカルシウムが取り込まれることで神経の興奮が抑えられ、より睡眠時間が長くなることを確認した。」とされています。この結果から、カルシウムが今後、睡眠障害のほか睡眠に影響するうつ病などの精神疾患の研究に役立つ可能性がある、と結論しています。
コリン
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ローヤルゼリーに含まれているコリンは、自律神経の中枢といわれる脳の視床下部に働きかけ、体をリラックスさせる副交感神経の働きを活性化する作用があります。ストレスや生活習慣の乱れで抑えられがちな副交感神経が活性化することで自律神経のバランスが改善し、睡眠の質の向上が期待できるのです。
まとめ
上質な睡眠を得ることは、私たちの健康を保つ上で欠かせないものです。ミツバチの作り出すローヤルゼリーは、自律神経のバランスを整えたり、睡眠を促すメラトニンの分泌を活性化する効果があるため、睡眠の質を向上させてくれます。
睡眠の質をアップさせるには、入眠の3時間以内には食事を控えたり、眠る前に暗い部屋でスマートフォンやパソコンを操作して神経を刺激し過ぎない、などの工夫が大切です。また、朝の6時から8時頃に朝日を浴びると、体内時計が調節されて夜にメラトニンが分泌されやすくなる効果が期待できます。
ローヤルゼリーは、ミツバチが作り出した状態のままの原乳だけでなく、サプリメントやドリンクでも摂取することができます。原乳であればティースプーン1杯程度、サプリメントであれば4~5粒を飲むだけで1日分を摂取できます。ローヤルゼリーは、忙しい方でも手軽に摂取できる万能健康食品なのです。