ローヤルゼリーとビタミンEで健康効果アップ

ビタミンEは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンの1つです。また、ミツバチの作り出したローヤルゼリーは、滋養強壮に効く健康食品として世界中で愛されています。インターネットや薬局では、ビタミンEを配合したローヤルゼリーのサプリメントをよく見かけます。ビタミンEとローヤルゼリーを摂取することで、どのような健康効果が得られるのでしょうか？

ビタミンEの効果

ビタミンEの主な効果として抗酸化作用が知られています。抗酸化作用とは、血液中に存在し老化物質ともいわれる「活性酸素」の増殖を抑える作用のことです。

活性酸素は、私たちが呼吸で吸い込んだ酸素を体内で使用した際に、副産物としてできる物質です。活性酸素は、白血球と結び付いて体外から侵入したウイルスや細菌を退治してくれるなど、本来は体にとって必要な物質なのです。しかし、ストレスや強い紫外線、睡眠不足などが重なると、活性酸素が過剰に産生されてしまい、正常な細胞まで傷つけるようになってしまいます。その結果、血管に負担を与えて生活習慣病の原因になったり、お肌のシミ・シワといった老化現象が現れやすくなってしまうのです。

ビタミンEは、ナッツ類（アーモンドやヘーゼルナッツ）、緑黄色野菜（かぼちゃ、青じそなど）に多く含まれています。緑黄色野菜を油で炒めたり、果物をナッツと一緒に食べることでより効果的に摂り入れることができます。

生活習慣病の予防

効能の詳細: 活性酸素は、血液中の脂質（コレステロール）を酸化させる作用があります。酸化したコレステロールが増え過ぎると血管壁にこびり付き、長年溜まり続けることで動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす原因となる可能性があるのです。

ビタミンEの抗酸化作用で、コレステロールの酸化を防ぎ、血管が詰まるのを防いでくれる効果があります。また、ビタミンEは血管を拡張して毛細血管の血流を良くする効果もあります。そのため血行を改善し、冷え性や疲労回復効果も期待できるのです。

アンチエイジング効果

効能の詳細: 活性酸素が増え過ぎると、細胞の酸化が進み、お肌を紫外線などの刺激から守りにくくなるため、シミやシワが発生する確率が高くなってしまいます。ビタミンEの抗酸化作用で、お肌の細胞の酸化を抑制し、若々しいお肌を維持する力がアップするのです。

ローヤルゼリーとは？

概要の解説: ローヤルゼリーは、ミツバチが花粉や花蜜をもとにして作り出した物質です。白っぽいとろりとしたヨーグルト状の物質で、舐めてみるとピリッとした刺激と酸味が感じられます。同じミツバチの作り出した食品でも、ハチミツは大勢の働きバチ達の保存食であるのに対し、ローヤルゼリーはハチの巣の長である女王バチのための特別食となっています。

ローヤルゼリーには、3大栄養素（糖質・脂質・タンパク質）、ビタミン・ミネラル・アミノ酸など、40種類以上もの栄養素が含まれています。ビタミンでは、水溶性であるビタミンB群の8種類（B1・B2・B6・B12・葉酸・パントテン酸・ナイアシン・ビオチン）が全て含まれています。一方、脂溶性であるビタミンEやビタミンAは含まれていません。

栄養たっぷりのローヤルゼリーを継続的に摂取することで、抗酸化作用によるアンチエイジング効果・高血圧や糖尿病など生活習慣病の予防につながることが報告されています。

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ビタミンEを配合したローヤルゼリー

ビタミンEとローヤルゼリーは、いずれも生活習慣病の予防や、アンチエイジングに効果があります。市場では、ビタミンEを配合したローヤルゼリーのサプリメントが販売されています。ビタミンEとローヤルゼリーを合わせて摂取できるため、より高い抗酸化作用が期待でき、アンチエイジング効果を得たい方におすすめの商品となっています。また、サプリメントになったことで、風味にクセがあり好き嫌いの分かれやすいローヤルゼリーを手軽に摂取できるというメリットもあります。

ビタミンEは、通常の食生活で過剰症になることはまずありません。ただし、サプリメントを大量に摂取した場合は、出血しやすくなるという症状が現れる場合があります。サプリメントを摂取される際は、商品に記載されている目安量を必ず守るようにしましょう。