ローヤルゼリーとDHA・EPAを合わせて摂る
ローヤルゼリーはミツバチが作り出す物質で、滋養強壮に効く健康食品として世界中で愛されています。一方、DHAとEPAは、どちらも魚から摂取できる健康成分として有名です。ローヤルゼリー及びDHAとEPAは、それぞれどのような健康効果があるのでしょうか?
ローヤルゼリーの効果とは?
ローヤルゼリーとは、ミツバチが食べた花粉や花蜜を体内で消化・分解して、咽頭腺と呼ばれる器官から分泌してできた物質です。見た目は白っぽいヨーグルト状で、淡い乳製品のような香りがあります。しかし、舐めてみると舌を刺すような刺激と酸味があることが特徴です。
ローヤルゼリーには、三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)をはじめ、ビタミン・ミネラル・アミノ酸など、40種類以上ともいわれる栄養素が含まれています。その栄養価の高さから、「天然の栄養剤」とも呼ばれ、精力剤や栄養ドリンクにもよく配合されています。栄養抜群のローヤルゼリーを摂取することで、疲労回復に役立てることができます。また、脳内で自律神経の調整に関わる栄養素「コリン」も含まれており、ストレスの軽減にも効果が期待できます。
ローヤルゼリーの疲労回復効果・自律神経との関係について、もっと詳しく知りたい方
魚の脂肪に含まれるDHAとEPA
DHAとEPAは、いずれも魚の脂肪に含まれる成分で、ヒトの体内ではほとんど作り出すことのできない「必須脂肪酸」です。冷たい海で一生を過ごす魚の脂肪分は、牛や豚などの脂肪分と比べて、常温でもサラサラとした液体状のままという性質があります。そのため、魚を積極的に摂取することで、血液や血管をキレイに保つ効果が期待できるのです。
DHAはマグロやカツオ、EPAはサバやサンマなどの青魚に多く含まれています。特に旬のサンマやカツオなど、脂の乗った時期のものを食べるとより効率的に摂取できます。
DHAの効果
DHAは血液をキレイにするほか、頭が良くなる成分としても有名です。脳の神経細胞を活性化し、脳内の情報伝達をスムーズにしてくれる効果があります。また、DHAは脳内で記憶力や学習能力を司る「海馬」に多く存在し、海馬のDHA量が頭の良さにつながるとされ、「脳の栄養素」とも呼ばれています。そのため、子供には学力向上のため積極的に青魚を食べさせるように推奨されているのです。
EPAの効果
EPAは、血液の成分・赤血球の細胞膜を柔らかくして、血液をサラサラにしてくれる効果があります。そのため、DHAよりも血液をサラサラにする効果が大きいといえます。血液がサラサラになることで、指先など身体の末端まで酸素や栄養素が行き渡るようになり、疲労回復にも役立てることができるのです。
また、血液中の中性脂肪値を低下させたり、内臓脂肪の燃焼を促す作用もあります。そのため、脂肪の溜まりにくい体質をつくり、ダイエットにも有効です。
ローヤルゼリーとDHA・EPAを合わせて摂取しよう
ローヤルゼリーとDHA・EPAは、血行を良くして疲労を回復したり、神経細胞を活性化させる効果が期待できます。そのため、これらを合わせて日々の食事に取り入れることで、より高い健康効果が期待できるのです。
ローヤルゼリーは、ミツバチの作り出した状態のままのローヤルゼリー原乳を飲むのが理想ですが、酸味や刺激など風味にクセがあるため好き嫌いが分かれやすくなります。そのため、原乳をヨーグルトやジュースに混ぜて摂取したり、ローヤルゼリー配合のサプリメントやドリンクを活用すると良いでしょう。
ローヤルゼリーをもっとおいしくする方法について、詳しく知りたい方
DHA・EPAは青魚やカツオ・マグロなどを積極的に食べることで摂取できます。また、DHAとEPAをたっぷり配合したサプリメントも充実しているため、魚が苦手な方はこうした製品をどんどん活用しましょう。
まとめ
ローヤルゼリーは、ミツバチの作り出した物質で、ビタミン・ミネラル・アミノ酸など豊富な栄養素を含むことから、滋養強壮に効く健康食品として長く愛されています。
DHA・EPAは、魚の脂肪に含まれる成分です。魚の脂肪は、牛肉や豚肉の脂肪よりもサラサラとしているため、DHA・EPAは血液をサラサラにしてくれる成分として知られています。
技術の発達によってサプリメントが充実してきたため、ローヤルゼリーの風味が苦手な方や魚が苦手な方でも、気軽に摂取できるようになりました。最近疲れを感じやすくなった方や、強いストレスを感じている方は、ローヤルゼリーやDHA・EPAをぜひ検討してみてください。