ローヤルゼリーができるまで

女王蜂のために生み出される自然の恵み

ローヤルゼリーとは?

ローヤルゼリーは若い働き蜂が花粉を食べ、それを体内で分解して頭部にある下咽頭腺や大アゴ腺から分泌したクリーム状の物質です。女王蜂が生涯を通して食べ続ける栄養源で、数万匹の働き蜂から女王蜂のためだけに捧げられる高級食品です。
ローヤルゼリーを分泌できるのは羽化後3日~12日の若い働き蜂のみです。働き蜂の寿命は約35日で、人間の年齢でいえば10歳~35歳くらいまでの働き盛りの期間しかローヤルゼリーを分泌できません。しかも一匹の働き蜂が生涯に分泌できるローヤルゼリーの量は極微量で、1gのローヤルゼリーを分泌するためにおよそ15万匹の働き蜂の労力が必要になるといわれる程です。
この希少性のため販売される生ローヤルゼリーは、ハチミツに比べると大変高価な食品になるのです。

ローヤルゼリーの生産現場はどんな所?

希少成分・ローヤルゼリーはどのようにして生産されているのでしょうか?ローヤルゼリーの採取は各地の養蜂場で行われています。ローヤルゼリーは日本語で「王乳」と呼ばれることから、ローヤルゼリーの採取の作業は「採乳」と呼ばれています。

移虫枠を使ったローヤルゼリー採乳の仕組み

ローヤルゼリーの採乳には「移虫枠」と呼ばれるプラスチック製の穴が並んだ器具が使用されます。この穴は「人口王台」と呼ばれ、一つ一つに生後三日以内の小さな幼虫(1ミリ程)が収められます。
働き蜂は人口王台の中に入った幼虫を次代の女王蜂候補であると勘違いして、ローヤルゼリーをせっせと流し込んでくれるという仕組みです。

ローヤルゼリー採乳現場の一日

毎日早朝になると蜜蜂の巣箱の中から移虫枠を取り出します。移虫枠には三日前に収められた幼虫がローヤルゼリーをたっぷり食べてすくすくと育っており、1センチ程に成長しています。幼虫を取り出した後、ヘラを使ってローヤルゼリーを採乳するのです。
幼虫を蜂の巣から人口王台に移す「移虫」という作業は全て手作業で行われています。幼虫の大きさはわずか1ミリ程度で、肉眼でやっと見える程度です。これを移虫針という特殊な道具で一匹ずつ丁寧に人口王台へと移していきます。強く扱うと幼虫が潰れてしまいますし、あまりゆっくりと作業すると幼虫が乾いてしまいますのである程度のスピードも求められます。
養蜂場では採乳の終わった移虫枠を洗浄して再度移虫を行い、三日後に採乳するという作業をローテーションで毎日繰り返し行っているのです。

ローヤルゼリー採乳法の誕生

プラスチックの人口王台を用いてローヤルゼリーを採乳する以前は、蜂の巣や蜜蝋を溶かして木の棒で型を作って使用していました。しかしこの方法だと熱や刺激に弱い上に手作業で作るため微妙なバラつきがあり、蜜蜂に偽物だとばれてしまい破壊されてしまうというケースが少なくありませんでした。個人で採乳する分には問題ないのですが、商品化には程遠いという状態だったのです。
ローヤルゼリーの効率的な採乳法を確立するため、日本養蜂研究会会長・井上丹治氏は蜜蜂が最も好む王台の深さ・底の状態を調べるなど試行錯誤を重ねました。そして1957年、ついにプラスチック王台を用いたローヤルゼリーの採乳法を発明したのです。
その3年前の1954年には危篤状態だった当時のローマ法王・ピオ12世がローヤルゼリーを摂取したところ奇跡的な回復を遂げたというニュースが流れ、日本国内においてもローヤルゼリーの効能に対する関心が高まっていました。ローヤルゼリーの効率的な採乳法の完成が急がれたのは、こうした背景が影響したといえるでしょう。

ローヤルゼリーの種類

採乳されたローヤルゼリーは濾過して不純物を取り除いた後、用途に応じて加工され出荷されます。市場に流通しているローヤルゼリーは三種類に分類されます。

生ローヤルゼリー

詳しい情報

人口王台から採乳したものを濾過してそのままビン詰めした商品です。水分65%、タンパク質13%、糖質10%、脂質その他12%で構成されており、高血圧・高コレステロールの予防等ローヤルゼリーの豊富な健康効果を存分に享受することができます。一方で大変劣化しやすく保存には気を遣う食品でもあります。長時間空気に触れたり常温のまま放置するとすぐに劣化してしまうため、冷蔵庫や冷凍庫での保存が必須です。

粉末ローヤルゼリー

詳しい情報

生ローヤルゼリーから水分を抜き取った商品です。水分が抜けたことで劣化しにくくなり長期間の保存が可能になりましたが、その分栄養価も若干低くなっています。また粉末になったことでローヤルゼリー特有の酸味や刺激が減り、水と一緒に手軽に摂取できるようになっています。

調整ローヤルゼリー

詳しい情報

サプリメントやドリンクタイプのローヤルゼリーが分類されます。生ローヤルゼリーや粉末ローヤルゼリーをカプセルやドリンクに加えた商品が幅広く見られます。
多くの商品には、甘味料や保存料としてデキストリンやグリセリンといった食品添加物が使用されています。そのため生ローヤルゼリーに比べると、ローヤルゼリー本来の有効成分は減少しているといえます。
(社)全国ローヤルゼリー公正取引協議会では「ローヤルゼリーの使用量が全重量の6分の1以上(生換算)のもの」を調整ローヤルゼリーであると定義しています。

まとめ

ローヤルゼリーの採乳は全て手作業で行われ、基本的には年中無休です。人口王台一つから採乳できるローヤルゼリーの量はわずかに300mgで、移虫枠1枚でも10gに満たない量しか採乳できません。一般的に養蜂場で販売される生ローヤルゼリーは50g以上ですから、その貴重さと労力を考えれば高価になるのも頷けます。
養蜂場で手作業で採乳されている様子を知ることで、ローヤルゼリーをより深く楽しんで味わうことができるでしょう。

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